結婚式を見に来ないか詐欺(偽警官・集団詐欺)

インド、ジャイプール駅周辺。
被害総額75万円。

若いインド人グループに話しかけられる。
ご飯をおごってくれるし、観光案内をしてくれるし、一切お金を要求してこない。
こちらが払おうとすると、
「お前はお客様だから払わなくても大丈夫だ」
みたいなことを言ってくる。

ある程度仲良くなったところで
「親戚の結婚式があるんだが見に来ないか」
と誘われる。
誘いに乗ると車で4~5時間の田舎に連れていかれる。
(この誘いにのった時点でアウト。途中で詐欺だと気づいてもジャイプールに自力で帰るのは難しい)

現地で村長らしき人の家に泊めてもらえる。(村長もグル)
夜中に若者らにマリファナを勧められる。
その場に偽警官が登場して、自分が吸っていなくても関係なく逮捕される。

登場人物全員がグルだが、
偽警官は勧誘役の若者を殴ったりして恐怖を煽ってくる。

結婚式に誘ってきた若者らは連行される。
村長が仲裁役となって、その場は自分だけ処分保留ということに。

この時点では、村長は自分をかばってくれた良い人に見える。
村長から彼らと行動を共にした証拠を消しなさいと言って、スマホの写真等を削除させられる。
その後、スマホや荷物等は人質にとられ返してもらえない。
警察へ賄賂を渡すこと、日本へ即時帰国することを条件にブタ箱行は回避できるというストーリーを説明される。

その後、貴金属店に連れていかれ限度額までゴールドを購入させられる。
また、ATMへ連れていかれ限度額までキャッシングさせられる。
ゴールドと現金は警察への賄賂用だと説明される。

明らかにおかしいな展開だが、連行された若者たちがボコボコニされた恐怖で冷静な判断ができなくなる。
また、村長によって助けられたと思い込んでいるので、素直に指示に従ってしまう。

航空券を渡され、空港まで車で連れていかれる。
(帰国させるのは、現地の警察に行かせないためのトリック)

複数のクレジットカードで買い物やキャッシングをされ、被害総額100万円程度を搾り取られる。

結婚式を見に来ないか詐欺(偽警官と集団詐欺)

ジャイプール。
被害総額230万円。

犯人の顔写真1
Fig. 1: 犯人の顔写真1

ピンクのシャツの男がラフールと名乗っていた。

犯人の顔写真2
Fig. 2: 犯人の顔写真2

インド人詐欺集団との出会いから警察に捕まるまで

街中で声をかけられ
「映画に出てみないか」
と誘われる。

承諾すると、
「監督に見せるためのプロフィール写真が必要だ」
と言われる。

その後、プロのカメラマンと名乗る男が現れ、写真を撮られる。
撮影費用として10万円程度の金額を請求される。

街中で声をかけられ
「映画に出てみないか」
と誘われる。

オーディションに参加させられる。
結果は合格。

お祝いにパーティーをすると言われ、スカウトの男が若い女を呼び出す。
お酒を飲んでいると警察を名乗る男が乗り込んできて、女が未成年であることが発覚、逮捕されそうになる。

「賄賂を払えば見逃してやる」
と言われ20万円程度の金額を請求される。

スカウトの男、未成年の女、偽警官、全員が詐欺グループの集団型詐欺。

  • 最終更新: 2021/09/17 09:26