ペルーの観光地まとめ

ペルーの首都。

北の方ほど治安が悪く、南のエリアは比較的治安がいい。

外壁が黄色の教会。
1546年に建設開始、完成まで100年以上かかった大きな教会。

世界遺産。

最後の晩餐の宗教画が飾られている。
中央の料理はクイ(モルモット)の丸焼きにアレンジされている。

25,000冊収蔵の巨大図書館がある。
ハリーポッターぽい雰囲気。
羊皮紙でできた重量45kgの巨大な本がある。

カタコンベ(地下墓地)

75,000体の遺骨がぎっしりと並ぶ。

木製の棺桶に遺体を安置。
3年後に遺骨だけを取り出して、カタコンベに収容された。

現在でも修道僧は死後にカタコンベに収容される。

中華街。
中南米を旅してきてローカルフードに飽きてきたころに、中華料理を食べるとリフレッシュできる。

男女が抱き合う巨大な像がある。
ここで同じポーズで写真を撮ると幸せになれるという言い伝え。

ペルーに日本文化を紹介する施設。
「秘」は「ペルー」の漢字表記。

図書館には日本語の本が3,000冊もある。
漫画なども置いてある。

日系ペルー人の方々の交流の場にもなっている。

息を止めて渡り切ると願いが叶うといわれている。
木橋。

清掃夫に恋をした貴族の娘が、外出を禁じられ毎日窓からこの橋を眺めてため息をついていたという逸話が残る。

バランコ地区にある。

1820年まで実際に使われていた宗教裁判所。
現在は博物館になっている。

1500年代、スペインが南米を制圧し、インカ帝国が滅亡。
キリスト教が持ち込まれ、改宗しないものは異端者として処刑された。

処刑の様子が蝋人形で再現された展示物がある。

標高3,399m。

マチュピチュへ行くときの拠点になる街。

クスコはケチュア語で「ヘソ」の意味。
インカ帝国の首都だった場所。

世界遺産。

石畳の風情がある街並み。
景観に配慮してマクドナルドはモノクロ調の外装。

12角の石
Fig. 1: 12角の石

大きな岩を切り出して周りとぴったり嵌るように積んである。
カミソリ1枚通る隙間がない。

スペイン占領後に建てられた建物が地震などで崩壊した後も、
インカの石組の建物はびくともせずに残った。

クスコ、アルマス広場
Fig. 2: クスコ、アルマス広場

街の中心にある大きな広場。

民族衣装をきた人がリャマを連れて歩いている。
写真を撮るとお金を請求されるので注意が必要。

太陽の神殿
Fig. 3: 太陽の神殿

太陽神を祀るインカ帝国の神殿。
かつては壁や床が純金で覆われていたが、スペイン人の略奪により金はなくなってしまった。

現在は、サント・ドミンゴ教会というキリスト教の神殿。

クスコの中央市場。

クスコの町はずれにあるインカの遺跡。

鉄道で

クスコを拠点に、現地のツーリストオフィスでアグアス・カリエンテス(マチュピチュ村)行の列車(ペルートレイル)を予約する。
人気があるので1週間待ちくらいは当たり前。

クスコの宿にメインのバックパックは預ける。
列車でマチュピチュ村へ移動。
マチュピチュ村で1泊。
翌日の日の4時半頃から、バスでマチュピチュ遺跡へ。
終日マチュピチュ遺跡を観光して、マチュピチュ村へもう1泊。
マチュピチュ村に計2泊して、3日目の朝に列車でクスコへ戻る。

ジープをチャーターして途中まで車で行き、残りを歩いてマチュピチュ村まで行くことも可能。
高地なのでトレッキングはハード。
がけ崩れなどで、ときどき死者も出る。

素直に列車に乗って、マチュピチュ散策用に体力を温存した方がいい。

車と徒歩でマチュピチュへ行く方法

ジープをチャーター。
10人まで乗車可能。
1台いくらの値段設定なので、他のツーリストと乗り合いした方がお得。

クスコ

オリャンタイタンボ

サンタマリア

水力発電所
と車で7時間。

水力発電所

アグアス・カリエンテス(マチュピチュ村)
は徒歩で3時間。

マチュピチュ遺跡へ行くときの拠点になる村。

アグアス・カリエンテスとは、スペイン語で「熱い水(お湯)」の意味。
温泉がある。

マチュピチュ村の初代村長は日本人。
1917年にペルーへ移住した野内与吉さん。
元は鉄道会社の技術者で、クスコとマチュピチュ間の鉄道開通に尽力した。

クスコからマチュピチュ遺跡へ日帰りで行くのは無理。

基本的にはマチュピチュ村に2泊することになる。
クスコからマチュピチュ村へ移動に数時間、夜につくので1泊。
マチュピチュ遺跡を観光してもう1泊。
帰りの列車は3日目の朝。

マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡へのバスは朝5時から。
5時の時点でバス停には行列ができている。
乗車時間20分。

マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡までは徒歩1時間くらい。
たぶん行列に並んででもバスに乗った方が速い。

マチュピチュ
Fig. 4: マチュピチュ

マチュピチュ遺跡は、午前9時頃から中国人の団体客が大量に押し寄せる。
景観が悪くなり、思うように写真も取れないので、早朝観光をおすすめする。

遺跡内に野生のリャマがちらほらと見える。
人馴れしているので近づいても逃げない。
基本的におとなしくぼーっとしているが、ときどき唾を吐きかけられる。

速い人なら1~2時間で見て回れる。
遺跡好きな人は、10時間くらい滞在する。

遺跡全体を見渡せるスポットを見つけて、そこからの定点観測をおすすめ。
山の天気は変わりやすいので、

  • 晴れのマチュピチュ
  • 雨のマチュピチュ
  • 雨上がりに虹がかかったマチュピチュ

などを楽しんでほしい。

雨が降ると、遺跡内にめぐらされた水路に雨水が集約され流れていく。
貴重な水を有効活用するための古代人の知恵。

ワイナピチュ(Huayna Picchu)

マチュピチュの奥にそびえる聖なる山。
標高2,693m。

入場規制があり、1日400人しか登れない。

マチュピチュ遺跡のチケットを買うときに、ワイナピチュ入場券付のものを買う必要がある。

高地なので、ワイナピチュ登山はハード。
人が1人ギリギリ通れるくらいの岩の隙間を抜けるような場所もある。
太っている人は通れない。

ピサック
Fig. 5: ピサック

クスコからバスで40分。
山の中にある静かな町。

聖なる谷。

ミニ・マチュピチュと呼ばれる遺跡がある。

民族衣装や小物などのお店がたくさんある。
お土産を買うのにちょうどいい。

マラスの塩田
Fig. 6: マラスの塩田

クスコの北西60km。

棚田状の塩田が広がる。
その数2,350枚。

かつてここは海だったのが、地殻変動で隆起し、地下には岩塩層が眠っている。
そのため、湧き水が塩分を含む。
棚田に塩水をためて乾燥させることで、現在も塩が生産されている。

モライ遺跡
Fig. 7: モライ遺跡

モライとは、ケチュア語で「丸くへこんだ場所」の意味。

UFO着陸あとのような、丸い段々模様の遺跡が4つある。

最大のものは直径100m、深さ100m。

高低差と日当たりによる温度差を利用して、古代インカ人たちが作物の生育実験をしていたのではないかといわれている。

ナスカの地上絵。

ベンチにナスカの地上絵のレリーフが彫ってあったり、街中でナスカっぽいものを見かける。

セスナ

セスナで空から地上絵を眺める。

街中を歩いているとしょっちゅう客引きされる。
客引きは99%ぼったくりなので、ついていってはいけない。

「こっちのツアーだと160ドル。だけど3列シートで高高度で飛ぶからよく見えない。
 こっちのツアーだと200ドル。2列シートで低空飛行してくれるからよく見える。
 高い方のツアーの方が絶対お得!」
みたいな説明をして、高い方のツアーを強く勧められる。
しかし、実際にはセスナ機は1種類しかなく、3列シートなど初めから存在しない。
ツアー料金は180ドルで、差額分は客引きにぼられている。
安い方のツアーに申し込もうとしても満席だとか言われて断られる。

セスナは酔う。
乗り物が苦手な人にはつらい。

ミラドール(Mirador De Las Líneas De Nazca)

展望台。

ナスカから北へ30km。
パンアメリカ・ハイウェイ沿い。
バスで30分。

高さ20mのやぐらの上から地上絵が見られる。
地上絵は広いエリアに10種類くらい散在している。
やぐらから見えるのは2個だけ。

ミラドールはバス停ではないので、バスの運転手に
「ミラドールで降ろしてください」
と先に伝えておく必要がある。

帰りも、ハイウェイ沿いで手を上げて通りすがりのバスに拾ってもらう。
南米ではバス停以外の場所で乗りこんだり降ろしてもらったりはよくあること。

ガラスケース越しではなく、生身の人骨やミイラが展示されている。

インカの埋葬の仕方

一般人は、単色のコットンの布をまとって埋葬。
偉い人は、カラフルなリャマ・アルパカ・ビクーニャの毛織物をまとって埋葬。
座禅のような恰好で、顔を東(太陽の方角)に向けて埋める。

赤ちゃんのミイラで、頭部がなく代わりにかぼちゃが載せられているものがある。
神への生贄になった子たちで、頭部を切り落とされて儀式に使われたので、遺体の方には頭がない。

イカ郊外の小村。
人口200人くらい。

砂漠にポツンとオアシスがあり、そこに集落ができた。
日本人がイメージする砂漠のオアシスにぴったり。

砂丘に登ったりして遊ぶ。

高い建物(日陰)がないのでめっちゃ暑い。

夕焼けに染まる砂丘やオアシスが綺麗。

砂丘バギーツアー

現地で申し込めるバギーツアーがある。

高低差のある砂丘をバギーでガンガン走る。
レールがないジェットコースターのような感じ。
ドライバーの腕前によってはときどき横転する。

サンドボードを貸してくれるので、砂丘の上から滑る。
サンドボードは、スノボの板みたいなもの。
ベルトで足を固定して滑る。

バギーが砂丘のてっぺんに連れていってくれる。

サンドボードで滑る。

バギーも下に降りてきてピックアップ。

また別の砂丘へ移動
というのを何度も繰り返す。

トータル2時間くらい。

チチカカ湖畔の街。

ここを拠点にバスでボリビアのコパカバーナへ越境する。

標高3,810m、汽船が走る湖としては世界最高所。
富士山よりも標高が高い位置にある湖。

面積8,372平方キロメートルは、琵琶湖の12倍。

ウロス島(Uros Floating Islands)

トトラ(葦)でできた島。

葦(アシ)を編んで湖に浮かべ、その上に家を建てたり、土を撒いて畑を作って住んでいる。
草で巨大な筏を作って、その上に住んでるような感じ。
水面に浮いているので、船で引っ張って移動も可能。

島の寿命は10年~15年。

葦で島を作る生活は、先住民のウル族が始めた。
現在は混血が進んで、純粋なウル族はもういなくなってしまった。

完全に観光地化しており、島へ行ってもお土産売りの人がたくさんいるだけ。
「原住民の素朴な生活」みたいなものは既に存在しない。

タキーレ島(Taquile)

ケチュア族の島。

ウロス島とタキーレ島では島民の顔つきが違う。
ぱっと見で別民族なのが分かる。

タキーレ島では、服装で未婚か既婚かが分かる。
男性は、赤い帽子をかぶっていたら既婚、白い帽子をかぶっていたら未婚。
結婚するときに自分で色付の帽子を編み、その出来栄えで結婚の可否が決まる。

黒い帽子をかぶっているひとは、政治家や聖職者など権力者。

女性は、マントのような大きな黒いスカーフを身に着けている。
肩からスカーフをつけていたら既婚、頭からかぶっていたら未婚。

ペルー第2の都市。
標高2,335m。

白い街(旧市街)が世界遺産。
石灰岩でできた白壁の建物が並ぶ。

クスコやプーノに比べて標高が低いので、高山病になりにくい。

リマから北へ420km、山奥の町。
標高3,052m。

トレッキングの名所。

3,000年前の遺跡。
紀元前1200年~200年頃に栄えたチャビン文化の遺跡。

世界遺産。

モンテレイ温泉(Baños Termales Monterrey)

天然温泉。

トレッキングで疲れた体にうれしい。

リマから北東に800km。

プカルパから北に25km。

プカルパ郊外にあるジャングルの中の村。
シピポ族が住む。

シャーマンがいる。
アヤワスカという植物からできた幻覚作用のある飲み物を飲む宗教儀式が体験できる。

アヤワスカを飲むと神と交信できるらしい。
(要するにドラッグでトリップをしているだけなのだが……)

ハマってしまい長期滞在をする人もいる。

トリップをしている間にレイプされる場合があるので女性は注意。

プカルパからサンフランシスコ村への行き方

プカルパから、トゥクトゥクで20分、ヤリナコチャへ。
ヤリナコチャから、ボートで1時間、サンフランシスコ村へ。

セレモニー

アヤワスカを飲む儀式。
アヤワスカを飲む人は有料、見学するだけなら無料。

セレモニーを受ける人は前日から食事制限あり。
塩、砂糖、油、肉は禁止。
鶏肉はOK。
歯のない魚はOK。
セックスは禁止。
マリファナは禁止。
当日は、午後3時以降は絶食。
セレモニー本番は日没後。

真っ暗闇でアヤワスカを100ccくらい飲む。
まずいらしい。

パイプの煙を吹きかけられる。

頭をマッサージされ横になる。

しばらくすると気持ち悪くなり吐く。
(事前に1人1つずつ洗面器を渡される)

その横でシャーマンが謎の歌を歌う。

セレモニーは数時間続く。

セレモニー後もしばらくはフラフラで一人で歩けないような状態になる。

1回目はただ気持ち悪くなり吐くだけの人が多いらしい。
何度かトライをすると幻覚を見て、前世が見えたり、神と交信したりできるらしい。

シカン遺跡の出土品が展示される博物館。

チクラーヨからコンビ(乗り合いバス)で20分のフェレナフェ(Ferreñafe)という田舎町にある。

シカンは8世紀~14世紀に栄えたプレ・インカ文明の1つ。

「シカン」の名付け親は、日本人の島田泉教授(南イリノイ大学)。
シカン遺跡の発掘に携わった。

「東の主」と呼ばれる王様は、さかさま(頭が下、足が上)の体勢で埋葬されていたのが発見されている。
遺体には黄金のマスクがかぶせられていたんだけど、マスクの中には頭は無し。
首から上は切断されて、さかさまじゃない状態で埋葬されていた。
謎。

「西の主」は、東の主の甥っ子だといわれているが、こちらはさかさまではなく、普通に埋葬されていた。

モチェ王国の遺跡からの発掘品が展示されている博物館。

チクラーヨ近郊のランバイエケ(Lambayeque)という小さな町にある。

金の装飾品が大量に出土した。
南米のツタンカーメン的存在。

博物館には珍しい金細工の装飾品が見られる。

  • 最終更新: 2021/09/19 23:07