公園のベンチで座って休憩していると、北アフリカからの不法入国者っぽい男2人組が近づいてくる。
無言で紙切れを渡され、見ると何やら文字が書いてある。
不審に思い紙切れを突き返すが、いつのまにか横に置いていたリュックが無くなっていた。
紙切れを渡してきた男たちとは別の人間がいて、背後から近づき盗んでいったと思われる。
旅行者ならば、スペインでスリや置き引きが多いことは重々承知のことだろう。
自分の荷物から目を離してはいけないという鉄則もご存知だろう。
しかし、相手もプロの犯罪者。
様々なテクニックでこちらの注意をひきつけ、意識の外から財布やカバンを盗んでいく。
3人組のオカマ(見た目は女だが声が完全に男)に話しかけられる。
ホステスのような人たちで、
「安くするからお店に寄っていってくれ」
みたいな勧誘を受ける。
断ってもしつこく勧誘され、
腕組みをしてきて無理やり引っ張っていかれる。
抵抗し、もみ合いになっている間に
リュックのジッパーを開けられ貴重品を盗まれる。
「腕組をして引っ張る役」と「盗む役」の人は別々で、
死角から盗まれるので、その場で気づくのは難しい。
2017年2月。
サンペドロ・デ・アタカマから、カラマ経由でイキケへ移動する夜行バス。
車内は消灯されて真っ暗。
終点が近づき目を覚ますと、足元に置いていたバッグが丸ごと盗まれていた。
バッグの中には一眼レフカメラなどの貴重品。
隣人のバッグも同時に盗まれる。
バッグはワイヤーで手すりに固定していた。
しかし、力づくで引っ張りロックを外された?
チリの長距離バスでは、社内でパスポートチェックがある。
いつでもパスポートを取り出せるようにしておく。
バックパックは抱きかかえるようにして眠る。
足元や棚の上など、身体から離れた位置に置かない。
バスのランクが高い方が安全性が高い。
安いバスは乗客も貧困層が多いので治安が悪い。
昼間、携帯電話を手に持ち音楽を聴きながら道路を歩いていた。
反対方向から歩いてきた若者グループに携帯電話をひったくられた。
朝、車で移動中。
車の窓をノックされる。
窓を開けたところ、社内のバッグを盗まれる。