2016年11月19日 午後4時頃、コロンビアのメデジン。
被害者は、日本人大学生。
一橋大学4年生(休学中)の井崎亮さん。
市街地を歩いていたところ2人組にバッグを奪われる。
逃走する犯人を追いかけたところ、銃撃され死亡。
報道では携帯電話を奪われたとなっているが、実際にはカバンを奪われていた。
携帯電話は遺体のポケットに入ったまま。
犯人を追いかけなければ殺されることはなかった。
南米での殺人発生率は日本の100倍以上。
強盗に遭った場合、抵抗してはいけない。
以下はコロンビアのメデジンにある日本人宿シュハリのオーナーの投稿。
事件当日、被害者の日本人大学生はシュハリに宿泊していた。
(シュハリはこの後、閉業)
コロンビアで亡くなった一橋大学出身・井崎亮さんの事件から、私達旅人が改めて考えるべきこと
以下は、亡くなった日本人大学生・井崎亮さんのブログ。
最後の投稿は11月16日(死の3日前)、メキシコでのことが書かれ、
「次はコロンビアへ!ついに南米上陸です!楽しみ!」
という文章で終わっている。
井崎亮さんの死後も、Facebookではご家族が哀悼の投稿をしている。
2016年2月、首都ポート・オブ・スペイン。
公園でうつぶせの状態で倒れている遺体を発見。
被害者は、日本人ミュージシャンの長木谷麻美(ながきや・あさみ)さん。
首を絞められ殺害されていた。
遺体はカーニバルのコスチューム姿だった。
長木谷さんは、カーニバルのスティールパンコンテストに参加していた。
スティールパンとは、ドラム缶で作った打楽器。
長木谷さんのブログの最終更新日は2016年2月5日。
Facebookの最終投稿日は2月8日。
遺体が発見されたのは2月10日。
楽しそうに旅行記を更新していたのに、突然事件に巻き込まれ殺されるリアルな空気感を感じてほしい。
バックパッカーには他人ごとではない。