長距離バスや長距離列車で隣の席の人が食べ物や飲み物を勧めてくる。
中には睡眠薬が入っていて、眠っている間に全財産を奪われる。
知らない人からもらった食べ物・飲み物を口にしてはいけない。
また、トイレに行っている間に、睡眠薬を混入されることもある。
自分で買った食べ物・飲み物であっても、安心はできない。
注射針で睡眠薬を注入される場合もあり、未開封のペットボトルであっても、気づかないうちに睡眠薬を入れられている可能性もある。
過剰に睡眠薬を注入され、昏睡状態のまま死に至るケースも発生している。
レストランで食事中、
「妹が日本にいる」
「いとこが来年から日本に留学する」
「日本のことを教えてくれ」
のようなことを言って話しかけてくる。
トイレなどで席を外している間に、飲み物などに睡眠薬を入れられる。
眠っている間に所持金を奪われる。
飲みかけ・食べかけのものを残してトイレに立たない。
トイレに行った後は、新しいドリンクを頼み、前のものには手を付けない。
また、お店の人がグルの場合もあり、その場合は中座とか関係なく睡眠薬を入れられる。
現地人に食事に誘われてもついていかない。
相手が選んだ店では食事をしない。
家に招待されてもついていかない。
食事を出されても手を付けない。
また、現地人だけでなく、旅行者にも悪い人はいる。
「写真撮ってください」
↓
「あなたの写真も撮ってあげる」
↓
「一緒に観光しよう」
↓
「一緒にご飯を食べよう」
のような流れで自然と行動を共にし、油断したところで睡眠薬を入れられる。
強力な睡眠薬を入れられ、昏倒してそのまま死亡するケースもある。
ペルー、リマ。
タクシーに乗り込むと、ドライバーから
「乗客には手指の消毒が義務づけられている」
と言われる。
ドライバーは消毒スプレーを手に持ち、手を出すように言ってくる。
近づくと顔にスプレーを吹きかけられる。
スプレーには強力な睡眠薬が入っており、昏倒する。
意識を失っている間に所持金を盗まれる。
また、意識がもうろうとしているときは自白剤を注射されたような状態になる。
キャッシュカードの暗証番号などを聞かれると素直に答えてしまい、限度額いっぱいまでお金を引き出される可能性がある。
睡眠薬が強すぎて、そのまま死に至るケースもある。
ペルーでは、タクシー乗車時に手指消毒が義務付けられているという事実はない。
ドライバーが消毒の話を持ち出した時点で危険なのですぐにタクシーから降りる。
在ペルー日本国大使館 ・タクシー強盗の新たな手口(昏睡強盗)