ピサの観光地まとめ
ピサ(Pisa)
フィレンツェから西に90km。
地中海にそそぐアルノ川沿いの街。
中世イタリア、四大海洋都市国家の1つ。
(ベネチア、ジェノヴァ、アマルフィ、ピサ)
旧市街は城壁で囲まれている。
「天文学の父」ガリレオ・ガリレイの出身地。
ピサの斜塔(Torre di Pisa)
高さ56m。
白大理石で作られた円柱型の塔。
斜めに傾いている。
傾斜は4.8度。
ドゥオーモ(ピサ大聖堂)の鐘楼として建てられた。
1173年に着工、1372年に完成。
完成したときには既に傾いていた。
傾いた塔を支えるトリック写真を撮るのが定番。
世界遺産。
正午に鐘が鳴る。
実際に鐘をつくと振動で塔が倒壊する恐れがあるので、スピーカーから鐘の音を流している。
ガリレオ・ガリレイが、自由落下の実験をした逸話が有名。
ピサの斜塔から「重い球」と「軽い球」、2つの球を同時に落とし、同時に地面に到着することを実証した。
(当時は重い方が落下速度が速いと信じられていた)
ドゥオーモ・ディ・ピサ(Duomo di Pisa)
ピサの大聖堂。
14世紀に建てられたロマネスク様式の教会。
大理石の縞模様が特徴。
悪魔の爪痕(Devil's scratches)
大聖堂の外壁についた傷。
大聖堂の美しさに嫉妬した悪魔が建物を壊そうとするが、天使に阻止された。
悪魔がよじ登ったときの爪痕だという伝説がある。
ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)
街の中心にある広場。
芝生の緑に大聖堂の白い大理石が映える。
その美しい姿から「奇跡の広場」の異名を持つ。
ピサの斜塔、大聖堂、サン・ジョバンニの洗礼堂、カンポサントなど、見どころが集まっている。
サン・ジョバンニの洗礼堂(Battistero di San Giovanni)
高さ54.86m、外周107.24m。
イタリア最大の洗礼堂。
ロマネスク様式のボディに、ゴシック様式の屋根。
音響効果が有名。
30分ごとに係の人が歌い、音の響きを実演してくれる。
カンポサント(Camposanto)
ピサの著名人を埋葬した納骨堂。
中庭を囲むように回廊がある。
回廊のフレスコ画は14世紀に描かれ、現代になり復元したもの。
グエルファの塔(Torre Guelfa)
15世紀、フィレンツェがピサを征服したときに建てられた。
1944年に空爆で破壊された。
現在あるのは修復されたもの。
サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会(Chiesa di Santa Maria della Spina)
1230年に建てられたゴシック様式の教会。
アルノ川沿いにある。
外観が美しいと評判。
入場無料。
王宮博物館(Museo Nazionale di Palazzo Reale di Pisa)
ヴェルガ・ドーロの塔(Torre della Verga d'Oro)
ガリレオ・ガリレイが天体観測をしていた塔。
王宮博物館の裏にある。
ピサ大学(Università di Pisa)
ガリレオ・ガリレイは、ここの大学で教師をしていた。
ガリバルディ広場(Piazza Garibaldi)
アルノ川にかかるメッツォ橋の北側にある広場。
18世紀に建てられた、カジノ・デイ・ノビリ(貴族のカジノ)という建物が残っている。
(左側のピンクの建物)
スコット庭園(Giardino Scotto)
アルノ川沿いにある庭園。
15世紀、ピサを支配していたフィレンツェが要塞として建てた。
庭園には芝生が敷かれ、地元の人の憩いの場になっている。