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フェラーラの観光地まとめ

フェラーラ(Ferrara)

ボローニャから北東へ50km。

街の始まりは7世紀。
13世紀~16世紀にエステ家が統治、15世紀に街の規模が2倍に拡大した。

「フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」が世界遺産。

旧市街

全長9kmの城壁に囲まれたエリア。

エステンセ城(Castello Estense di Ferrara)

エステンセ城
Fig. 1: エステンセ城

16世紀、エステ家が建てたお城。

エステ家の居城だった。

お城の周りにはお堀がある。

メッシスブーゴ

エステ家の宮廷料理人メッシスブーゴは「料理界のダヴィンチ」といわれる。
前菜、メイン、デザートなどの「コース料理」の概念を最初に考案した。

エステンセ城内に、メッシスブーゴが使った台所がある。
(当時のものそのままではなく、近年になり再現されたもの)

フェラーラ大聖堂(Cattedrale di Ferrara)

フェラーラ大聖堂
Fig. 2: フェラーラ大聖堂

12世紀に建てられた教会。

フェラーラの守護聖人サン・ジョルジョを祀っていて、サン・ジョルジョ大聖堂とも呼ばれる。

スキファノイア宮(Palazzo Schifanoia)

スキファノイア宮
Fig. 3: スキファノイア宮

エステ家の別荘。

12か月の間

12か月の間
Fig. 4: 12か月の間

部屋の壁を12分割し、1か月ごとの情景を壁一面に描いている。
さらに、各月は上段・中段・下段にわかれ、計36枚のフレスコ画がある。

当時の最新技法、遠近法を使って描かれている。

ディアマンティ宮(Palazzo dei Diamanti)

ディアマンティ宮
Fig. 5: ディアマンティ宮

15世紀末、エルコレ1世の弟シギスムンドが建てた宮殿。

ディアマンテは、イタリア語で「ダイヤモンド」の意味。
外壁のトゲトゲ(四角錐)をダイヤモンドになぞらえている。

世界遺産「フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」の構成要素の1つ。

フェラーラ大学(Università Degli Studi Di Ferrara)

1391年、エステ家が創設した大学。

地動説でおなじみのコペルニクスがこの大学で学んだ。
地動説は、太陽の周りを地球が動いているとする説。
当時は地動説ではなく天動説が信じられていた。
天動説は地球の周りを太陽が動いているとする説。

フェラーラ大学の学食は、学生ではない一般人も利用可能。
1食5ユーロほどで、一般的なレストランよりも安い。

自転車の街

フェラーラは自転車が多い。

人口13万人に対して、自転車が15万台あるといわれている。
通行の妨げにならない限りは、どこに駐輪してもOK。

カッペラッチ(Cappellacci)

カッペラッチ
Fig. 6: カッペラッチ

かぼちゃのラビオリ。
かぼちゃをペースト状にして、四角いパスタ生地で包んだもの。

フェラーラなど、イタリア北部で食べられる。

サラーマ・ダ・スーゴ(Salama da sugo)

サラーマ・ダ・スーゴ
Fig. 7: サラーマ・ダ・スーゴ

熟成サラミ。
一般的なサラミは2か月~3か月の熟成期間だが、サラーマ・ダ・スーゴは半年~1年かけて熟成される。
うまみが凝縮され味が濃い。

また、ひき肉を練るときに赤ワインを入れるのも、通常のサラミとの違い。

エステ家の宴会で出されていた、フェラーラの名物。